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■ 伊達・斉藤土建の油汚染浄化事業、高い評価を受ける
【2007年6月22日(金)室蘭民報 朝刊】
伊達市竹原町の斉藤土建(斉藤勝次社長)が手掛ける油汚染の浄化事業が、建設業者や行政関係者などから高く評価されている。20日には同社リサイクルセンター(壮瞥町久保内)で油汚染土壌浄化の公開作業が行われ、訪れた約40人が環境商品になっている有機生分解性粉末油吸着剤などの効果に注目した。
同社は平成7年創立。土建業者としては小規模だが、将来性のある環境ビジネスに着目し、16年9月に(1)油汚染の浄化事業(2)建設残土の受け入れ事業を開始。続いて(3)自動車リサイクル法に基づく廃自動車解体事業(4)建設リサイクル法に基づく中間処理事業もスタートさせた。
油汚染の浄化事業を行う企業は少なく、伊達市内では同社だけ。事業開始以来、市役所環境衛生課経由で民家の灯油タンク転倒事故による油汚染土壌処理などを請け負っている。札幌市内の地下埋設タンクから漏出した約10キロリットルの灯油による土壌汚染、河川汚染の処理でも実績を上げた。
これらの浄化作業に当たっては、有機生分解性粉末油吸着剤など数種類の環境商品を活用。「バイオの力であらゆる油汚染を無臭、無害化へ」をキャッチフレーズに、油汚染の処理から終息宣言までを請け負っている。
リサイクルセンターでは現在、今年5月に搬入された大量の油汚染土壌の処理を進めており、この日は来場者に作業工程を公開。担当者が使用している油吸着剤の効果などを詳しく説明し、質問に答えた。